6月7日の呉羽梨の防除(消毒)の様子。
梅雨と梨の防除。防除をして農薬の効果が切れる前に次の防除(違う農薬を使用して菌の耐性を極力抑えながら)をして殺虫・殺菌効果を持続させるのですが・・・。
それが梅雨になると、「防除したい日」が晴れるかどうかは分からないので、防除サイクルが崩れてしまいます。
予定日にこだわらないで降雨前に前倒しで防除・・・早まったサイクルを元に戻すのも難しさがあります・・・(^-^;
これは梨農家の為に富山農林振興センターが発行している書いたもん(富山弁でプリント)で非常に大切なありがたい資料です。(〃^-^)φ
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水を貯水タンクから薬液タンクに移動させながら、黒いフタの中に水で溶かした薬剤を入れています。
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これは三井化学アグロ株式会社製の殺菌剤で「ベルクートフロアブル」です。「黒班病、黒星病、輪紋病、うどんこ病」等に効果があります。
作物に対する安全性はどの薬剤も同じようになっていますが、この薬剤の特徴は「細胞膜に作用すること。各種の薬剤耐性菌に対しても高い効果がある。」とのことです。
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これはクミアイ化学工業株式会社製の殺虫剤で「スプラサイド水和剤」です。「シンクイムシ類、アブラムシ類、カイガラムシ類、ナシホソガ、カメムシ類、ナシチビガ」等に効果があります。
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これは梨園の横に毎年咲いている「梅雨葵・立葵(タチアオイ)」なんですが、根っこがドコにあるかと言うと・・・コンクリートの隙間にあるんです。Σ( ̄ロ ̄|||)なんと!?
ひと昔前、「ど根性○○」って言うのが巷で流行りましたね。このような生え方は貴重なので、咲き終えた後の梨園の草刈時でも根元を少し残しておいています。
(ど根性ガエルではありませんので、あしからず(´▽`*)アハハ)
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このタチアオイ(別名・・・梅雨葵)、別名?本名?の名前の由来は「てっぺんのツボミまで咲く頃が梅雨明け」ということだそうです。φ( ̄∇ ̄o)